455: 修羅場家の日常 2016/06/20(月)15:43:56 ID:bjx
昔バイト先にパズーってあだ名の男がいた。
由来はそいつが、
いつか空から降って湧いたように自分を好きになってくれる
素晴らしい女の子がどこからともなく現れるって信じていたから。
好みもシータそのものだった。
掃除や料理はあの映画レベルでできて、
化粧してなくっても可愛くて、手入れしてなくっても髪も肌も綺麗で、
没落してて今は貧乏でもいいけど、出自は由緒正しくなくてはいけない。
出しゃばらず、喜びをもって男に尽くし、働き者で、
ドーラに気に入られたみたいに
対人関係もそつなくこなせて嫁姑問題なんか起こさない。
そんな女いねーわwって笑い話にしてたんだけど、
そいつは必ず世界のどこかにいて、いつか出会えて、
出会った瞬間自分を好きになってくれると信じていた。
ちなみにそいつはガリヒョロなんだけど
お腹だけポコンと出ている不思議な体型で、
女が一人で運べるような荷物でも重いって言って
すぐ投げ出すような奴だった。
だから「無理無理wあいつじゃ映画始まってすぐに
シータ支えきれないで落としてラピュタ終わっちゃうw」って笑い話にしてた。