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966: 修羅場家の日常 2015/01/24(土)00:29:10 ID:wVQ

私も思い出して寝付けないのですっきり吐露してく。

子供の頃、父の友人女性(以下A)が自シした。

当時私の家庭環境は最悪で、
父が単身赴任なのを良い事に母は散財・浮気・育児放棄。
異変に気付いた父は度々友人Aに相談。
食事も満足に与えられてない状態だったので、
一時期A家に避難していた事もある。
A家には歳の近いA子が居て、
私は父親が居なくても幸せそうなA親子を見ていて
「あ、自分の家はおかしいんだ」とぼんやり理解した。




以降は母を拒絶。
親戚宅に移され、そこで両親の離婚を待つ事となった。

二人は一年近く争っていたと思う。
その後、新学期前に離婚成立。
すぐ父と暮らせるのかと思いきや、先にAの葬式があった。
父からは、Aのシは父との仲を誤解した母が追い詰めた事が原因だと聞いた。
A子に申し訳なかった。彼らにどう詫びれば良いのか分からなくて泣いた。

それから十数年。
紆余曲折を経てA子と結婚し、
父に電話で妊娠報告をした時の事。
「A子君と子供を幸せにするんだぞ。
父さんの初恋の人の忘れ形見だからなー」

他にも色々言っていたが、
この言葉で母がまだ私と向き合ってくれてた頃の記憶が
甦って耳に入らなかった。
ああしろ、こうしろ、
お前の育児はおかしいと A も 言 っ て る と煩い父。

そんな人知らない、
この子は私の子供だと泣きながら訴える母に、
Aの素晴らしさを説く父。

何でか目の奥がすごく痛くなって、
急に気分が悪くなったからと電話を切ろうとすると
「そういう時はこうするんだとAは言ってたぞ」
と得意げに父が言った。

受話器置く前に電話線引っこ抜いてゲーゲー吐いてたらA子帰宅。
父からいきなり電話が切れたと連絡を受けて早退してきたらしい。
私は思い出した光景を全て打ち明けた。
とてもおかしな事を言うがと前置きした上で。
A子は知っていた。
時系列がめちゃくちゃになった穴抜けの記憶で生きてきた私と違い
十数年間、真実を事実として抱えてきたのだとそこで初めて知った。



967: 修羅場家の日常 2015/01/24(土)00:30:56 ID:wVQ

父とAは確かに不倫関係ではなかった。
だが父はAを崇拝するあまり、
見合い結婚した母にAとの同化を求め、
至らない嫁だと責めた。
これは結婚当初から続いていたらしい。
母は何度も離婚を求めたが
論点をすり替えて逃げられてばかり。
やがて諦め、家庭を顧みる事も止めた。

Aとしては
「育児ノイローゼの妻の為に他の家庭ではどうなのか教えて欲しい」
という父の質問に答えた。
それを父が曲解して母に伝えていただけだった。

Aがうちの実情を知ったのは離婚調停が始まる前後。
母の代理人を名乗る男性が訪ねてきて
両者の食い違いを確認してるのをA子は耳をそばだてて聞いてたそうだ。
それからAは日に日に元気をなくしていって、最悪の結末を迎えた。

A子は何故そんな男の娘と結婚したのかと疑問が湧いた。
聞けば最初は復讐のつもりだったと言われた。
自己陶酔で自らの家庭を壊し、A家も壊した男の遺伝子を残したくない。
それで弄んで取り返しのつかない年齢になったら捨てる予定だったと。
ショックが重なっておかしくなっていたのか何なのか、
ひどく遠大な計画だと笑ってしまった。
責任取っちゃってるし、
計画的に子作りしたしで今更そんなの実感湧かなかったのかも。
何日もかけて、私の体調が許す限り何度も話し合った。

結局、A子は私が実母はおろか
誰も恨んでない事に気付いて
復讐が馬鹿馬鹿しくなったらしい。
それからは普通に付き合って、
この人しか居ないと思ってプロポーズに至ったと。
ただ私に恨みが無いのは
父の所業を忘れてた為だってのが表面化したので、
以降は子供への悪影響も考えて父と絶縁した。

もう何年も前の話。
A子っていうか旦那は寝室で子供と熟睡してる。
水性ペンで額に花丸描いといた。起きなかった。

何で今ぐずぐず考えちゃってるかっていうと、
この前まとめで似たような話を見たのね。
リアルタイムで見てたら奥さんに言いたかったわ。
相手の女性が離婚回避を勧めるのは善意からじゃない。
そうすれば当事者から外れて、
いつか「あの時は変な事に巻き込まれたわ」
って過去に出来るからだと。
そうしてやれない男は自己陶酔が上手なだけで、
相手を大切にする気なんか欠片も無い冷血漢だよ。

私の父もAを巻き込んだまま離婚に踏み切った自己陶酔クズだった。
本当に相手を想うなら、罪悪感を背負わせないように
離れてから離婚すれば良かったのにほんとクズ。
よし今度こそ寝れそうな気がするオヤスミ。


引用元: 今までにあった最大の修羅場を語るスレ3