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960: 修羅場家の日常 2017/12/21(木)23:58:25 ID:RZr

後輩に趣味の作品の意見を求められたので
答えたら散々罵られたあげくに
「人間としては嫌いじゃないから
これからも仲良くしてやってもいいよ」と言われたこと・・・


960: 修羅場家の日常 2017/12/21(木)23:58:25 ID:RZr

<続き>

俺はとあるマイナーな物作り系の
趣味のサークルに入ってる

そのサークルの中では年季が長くて
ベテラン扱いされてるポジション
(でもリーダーとかではないし一番上手い訳でもない)

ある時、人懐っこい性格の新人と
仲良くなってよく雑談をするようになった
彼は俺の作品に対していつも
「さすが大先輩なだけあって凄く上手いですね!」
と大絶賛してくれてた
実際のところはお世辞もだいぶ入ってただろうけど悪い気はしなかった

ある日彼に
「自分の作品について批評して欲しい」と頼まれた
正直彼の作品はあまり上手くない。
でもまだ始めたばかりだから当然と言えば当然で、
俺も同じくらいの年季のころはもっと下手だったくらい
なので「まだ初めて数か月なのに凄くレベルが高いよ。
当時の俺より上手い。特にこういう部分がすごく上手いね。
でもここはちょっと荒くなりがちだから丁寧にすればもっと良くなるかも」
という感じの意見を言った

すると彼は「ここが荒いですか……」
とつぶやいて黙りこくってしまい、
その日は気まずいまま別れてしまった

その翌日、
彼に「昨日の意見について
考えをまとめてきました」と言って長々と演説を始めた

要約すると
「先輩(俺)はベテランだけあって確かにとても上手い。
でもその自分の実力に奢り昂ぶり、
自分のやり方以外のものを認める柔軟性を
失って芸術的感性が完全に錆びついてしまった。

そのために私の作品に込められた
繊細かつ高度な計算を全く理解できずに
重箱の隅をつついた的外れの指摘しかできなくなってる
もはや完全に老害でしかない。
経験のおかげで上手い作品は作れるけど、
それは同じことを延々と
繰り返すだけのボケ老人でしかない。恥を知れ」
という感じだった
(実際は回りくどい言い方を
繰り返しててこの何倍も長ったらしかったが)

あまりのことに俺が言葉を失ってると
「先輩は作り手としては終わってるけど
人間としてはいい人です。なのできつい言い方ですが
先輩のことを思ってあえて言わせてもらいました
あまり落ち込まずに、これからも今までのように仲良くしましょうね」
と満面の笑顔でこう言った

まあ俺の感性がどうこうってのは
個々人の考え次第だからいいとして、
「老害。腐ってる。ボケ老人。終わってる」と
散々言いつのったあげくににっこり笑顔で
「仲良くしましょうね(ハート)」と言い出すのは全く理解できなくて
この後輩が宇宙人か何かにしか見えなくなって、気が遠くなった

すると周りでそれを聞いてたサークル仲間が
俺の代わりに怒り狂って「なんだその暴言は!?」
「異常だぞお前!」と後輩に喰ってかかり
それに対して後輩は「お前らも老害かよ!」
とかなんとか叫んで揉み合いになり、
結局その後輩はその日以降サークルに来なくなった

サークル仲間は黙りこくってる俺が
暴言で傷ついたと思ったみたいで慰めてくれたけど、
俺はどっちかというと最後の
「これからも仲良くしましょうね」が怖くてたまらなかった
その後彼とは完全に決別して
全く接触しなくなったのでなんか嫌がらせされるとかはない

今考えると彼は
『君は天才だ!君の作品は最高だ!』
と全面的に肯定して欲しかったんだろうか
なおサークルの仲間の誰一人として、
彼の作品に込められているという
繊細かつ高度な計算とやらは理解できなかった
人間、思いがけないところで物凄い
豹変するんだなぁと衝撃を受けてしまった



963: 修羅場家の日常 2017/12/22(金)01:57:58 ID:fxS

どうしろと…

964: 修羅場家の日常 2017/12/22(金)03:24:50 ID:GvA

>>960
後輩がお世辞を言いまくってすり寄っていた辺りに凄い闇を感じる
堕落させるために誉めてその気にさせてるとしか思えない


965: 修羅場家の日常 2017/12/22(金)07:54:31 ID:4A2

>>964
自分の作品を誉めて貰いたくて、相手にお世辞を言ってただけだろ?特に実力ある人を狙って


967: 修羅場家の日常 2017/12/22(金)10:59:52 ID:9VF

>>960
その後輩がサークル辞めた後にも絡まれなくて良かったね。
宇宙人みたい。


969: 修羅場家の日常 2017/12/22(金)12:00:25 ID:NDn

その後輩は糖質か何かだったんじゃないかってレベルで認知が歪んでるな


引用元: 今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その20