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609: 修羅場家の日常 2014/06/12(木)20:18:34 ID:???

1/2

俺は昔、頭がおかしかった。
勉強はそこそこできたんだが、人の物と自分の物の区別がついてなかったり
鏡に映したような左右反対の文字ばかり書いたり、
他人がみんなすごく遠くて、自分には関係ない物みたいに思えていた。
テレビの中の人を見るみたいな感じで
自分以外の全員がそんなふうに思えていた。もちろん親も。




たとえば給食を食ってても、自分の皿と他人の皿の区別がつかない。
その皿が自分の前に置かれてないってことはわかるんだが、
「自分が食べていいもんじゃない」ってことがわからない。
だからたとえば、俺の皿にあるウズラの卵を全部食べてしまって、
まだ食い足りないときは
他のやつの皿からとって食べる。
もちろんそいつは文句を言うが、俺は何が悪いかわからない。そんな感じ。

あと食べものも美味いまずいじゃなくて、形や色で判断していた。
赤い食べ物に執着して紅ショーガだけ食ったりとか。

親も教師も知的障害なのかそうでないのか判断つかなかったらしくて
特殊学級行きにはならなかったが
しゅっちゅう保健室や図書室で自習させられていた。


610: 修羅場家の日常 2014/06/12(木)20:19:11 ID:???

2/2

中学二年のとき、その日も授業からハブにされて俺は一人で図書室にいた。
図書室からぼーっとグラウンドを見ていた。
グラウンドでは他の学年のクラスが体育をやっていて、
図書室は五階なのでそれが俯瞰で見えた。

当たり前なんだけど、何十人もいる生徒がみんなばらばらに独自に動いていた。
それを見て、俺は「ああ!!」って思った。
その瞬間はじめて俺は、世の中の人間みんながばらばらに動くもので、独自の生き物で
みんな違う意識があって、俺とは別の物なんだってちゃんと理解した。
それまでわかってなかった。なんでか知らないけど。



その日を境に、急に俺は普通になった。
完全に普通じゃないのかもしれないけど、
人に溶け込んで生きれる程度には普通になった。
今は友達もいるし、彼女もいる。
彼女もちょっと変わった人だけど。

今までこの話誰にもしたことなかったんだけど、最近彼女に話したら
「それはすごくいい話だ。みんなが自然に体得することを、
あなたはつかむのに時間がかかったけど
つかんだその瞬間をずっと覚えていることで、
他人をより尊重できるようになっている」
と言ってもらえて、なんだか泣いてしまった。

俺はたぶん発達障害の一種なんだろうが、
同じような人がいたらいいなと思い書いてみた。


611: 修羅場家の日常 2014/06/12(木)21:03:35 ID:???

>>609
同じような人を探す前に病院に行った方がいいと思うよ


引用元: 今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験1