
大学生の時に父親が事故で急シした。
父と母は近所でもおしどり夫婦と言われるぐらいに仲が良くて、
兄、私、妹の3人の子供たちも
誰も反抗期らしい時期もなく仲が良い家庭だった。
それが四十九日が終わって相続問題が発生して初めて、
父に愛人がいて、認知した娘もいたことが発覚。
ものすごい修羅場だった。
母はショックで倒れて入院するし、
愛人の子が妹と同い年だったことから
妹は妹で高校をしばらく通えないぐらいに
部屋に引きこもってしまって。
父は出張が多い人だったけど、
その大半は愛人の家で過ごしてたらしい。
家族の誰も気付かなかった。
それぐらい父は笑顔で家族を支えていたから。
私たちの腹が決まったのは、
母が入院してる病院に愛人が現れたから。
「自分はともかく、
娘には権利として相続させてほしい」って言ってきたの。
何も入院中に来なくてもいいじゃない。
ショックで寝込んでる人に言わなくてもいいじゃない。
兄も私も腹が立って仕方がなかった。
だけど母は、愛人が帰っていったあと
突然立ち上がってナースステーションに行き、
自ら退院を交渉した。
自宅に戻ってきたときは、母の顔つきが変わってた。
兄と私にしばらく妹のことを頼むと言った。
翌日、伯母と一緒に弁護士を探して愛人を訴える準備に入った。
愛人の娘には、確かな権利なので遺産は相続してもらう。
取り分は現金にして400万ぐらいだった。
けど、それ以上の慰謝料を求めて裁判を起こした。
382: 修羅場家の日常 23/02/20(月) 15:37:24 ID:96.rm.L1
弁護士が有能だったのか、
何かこちらが有利な事情があったのか
そのあたりは詳しく聞いていないが、
とにかく600万ほどの慰謝料となった。
愛人は減額を求めてきたが、
決まったことだからと撥ねつけた。
そのあと、どう工面したのか知らないけど
一括で200万が支払われた。
そして父の遺骨は永代供養として、
その200万を供養費と寄付にした。
母からそういうふうにしたいがいいか?と聞かれた時、
子供たち全員、母がそうしたいならそれでいいと答えた。
そして自宅も売った。
父を思い出すものは全て抹消した。
その後、兄が素敵な女性と結婚して
子供が生まれたのを機に母と同居。
義姉はもともと母が主宰する教室の生徒さんだった人で
母が身体を壊してからは義姉が跡を継いでいる。
亡くなる前に母が、人生の半ばは本当に苦しかったけど
最後に幸せを感じられる人生で良かったって言っていた。
義姉には感謝しかない。
母の家族葬儀のあと、
まだコロナが治まらない中で
昔の生徒さんたちがお別れ会を開いてくれて、
母の写真を囲んで泣いて笑って
色んな言葉をかけてくれるのを見て
地獄にいるはずの父に
「あんたの裏切りに母は負けなかったからね。ざまーみろ」と思った。
引用元: 今までにあった修羅場を語れ【その30】

