以前会社にAさんという50過ぎの人がいた
「俺は山バカ、『釣りバカ日誌』のハマちゃんの山バージョンw
仕事より山の方が遥かに大事！」とやらで
なるほど仕事はそこそこ大雑把、
同族経営の会社で親戚筋の人だからそのスタンスでも
大目に見てもらえてるという話だった
そのAさんが去年の春に
「娘が引っ越ししてた。
なんだよお前どこの大学行くんだつったら就職だって。
高卒で！？って驚いたけど
何言ってんの先日大学を卒業しましたって言うんだよ。
まだ中学生ぐらいかと思ってたのに早いもんだよなwww」
と笑いながら言い出したので
俺を含む居合わせた人間がみんな「え……！？」ってなった
親戚や知人の子供ならあるあるだが
自分の娘でそれはあんまりじゃないのかと
受験や成人式、就活とかもあったでしょ？ってきいたら
「だって俺時間があれば山に行っちゃうからさー、
そういうの全部カミサンに
まかせてるもんで知らんかったわーw」だそうだ
あれでケロッとしてるAさんやばいな、
どう考えても笑うとこじゃないよねえと
後になってみんなでひそひそした
ちなみに奧さんは公務員で収入なんか
とっくの昔にAさんを追い越してるはずとのこと
んでGWは例年どおり山に行きっぱだったらしいAさん、
帰宅してみたら奧さんが家を出ていってたと呆然と出社してきた
もう聞いた全員が
そりゃしょうがないわなとしか思いようがなくてさ、
驚いてるのも「なぜだ！」って
困惑してるのも本人だけというレベル
離婚調停になるらしいとかはさておき
ほんの一週間もしないうちから
Aさんの様子はおかしくなった
衣服は探したら（探したら！？）見つかったから
とりあえず着れたけど脱いだあと
どうすればいいかわからなかったそうで、
洗わないままの服を繰り返し着てくるため
全体的に薄汚れて臭い
洗濯機なんて使えない、
クリーニング屋？ランドリー？何それ？とお話にならず、
それじゃ周りも困るので50代ながら恥をしのんで
実家にでも相談するのはどうかとなった
しかし「現在住んでるのが実家、
ずーっと実家住みでだいぶ前に父親が、
おととし母親が亡くなったから
娘とカミサンが出てったら俺一人」との答えでまあ色々と察した
Aさんはその後無断欠勤するようになり、
ある日上司から
「Aさんは辞めた。
どこかの山小屋の管理人になると言ってた」と伝達されたきり
挨拶もないまま机や私物がなくなった
それからほぼ一年たった今日というかつい先程、
ドラッグストアのとこで縁石に座り込んで
ワンカップの焼酎を飲んでたホームレス風なおっさんが
多分Aさんだと前を通過しながら気がついた
山小屋の管理人どうなったんだろうとは思いつつ
知らんふりをしてきたが人間一年で
あんなに落ちぶれられるものなのかと
今自分がかなりチベスナ顔になってる自覚がある
77: 修羅場家の日常 20/07/03(金)20:51:36 ID:XW.i2.L3
ハマちゃんは何だかんだ家族を大事にしてたから
辛うじて許されてたのに
娘の年齢忘れるレベルで家族放置してたら
そりゃ離婚もやむなしですわ
ハマちゃんにも失礼なレベルだ……
山に登る「だけ」しか能の無い人が
山小屋の管理人になれるわけがないから
なけなしの見栄をはったんだろうね
洗濯だのなんだの日常的なことができなくて
管理人なんてできるわけがない
それこそそういう雑事をするのが管理人なんだから
>>79
そうそう、山小屋の管理人て建物の維持とか
非常食や備蓄の管理とかが仕事でしょ
管理人として必要なことが
何一つできないんだからお察しだわな
身内がガチ気味の登山を趣味にしてた人だけど、
ウェアやテントはどうしても汚れるから
登山から帰ってきたら自分で工夫して洗ってたり拭いたりしてたよ
クリーニングが必要なものは持っていってた
この人、そういうのすら奥さんに押し付けてたんじゃないかな
奥さん、娘が就職するまで待ってたんだろうね
暇あれば山ばかり行く、行った後は汚れた服や靴を全て放置する
家事しない、できない、というか家事する気がない
子育てする気がない、何故なら娘に興味がない、むしろ自分以外の家族に興味がない
文にすればするほどよく奥さん耐えてたな
これで義両親と同居って普通の女性なら発狂するんじゃないかと思うレベルに酷い
まぁご両親は息子の育て方を除けばまともだったんじゃないかなぁ
これで嫁姑戦争やってたら流石に娘の就職待たずに家出てるだろうし
奥さんがただ家を出るだけで復讐になったんだな
それでも家を出るまでの奥さんの苦労を思うと割に合わんよな
>>79
>>81
そんなもんでしたか…
本人は「山では洗濯なんてしないし家に帰れば自分の仕事じゃない、
装備品の手入れは俺じゃないとできないけどな！(キリッ」みたいに
言ってましたねそういえば
奧さんとしゅうとさんたちのことはよくわからないです
ただ「奧さん的には姑もいなくなったことだし
はばかるところが何もないんだろう」と
言ってた人はいたなという感じ
落ちぶれたというより
あるべき位置にようやく落ち着いた、と
言った方が適切だね
電車の中なんかでたまに見かける登山の服装で
異臭放ってるタイプのおっさんかな
引用元： 今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その27
