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708: 修羅場家の日常 20/04/07(火)02:50:34 ID:lW.xd.L1

呼ばれてたあだ名が差別的なものだったって気づいた時が
色んな意味で衝撃的だった。

私は発達障害持ち(高校の時に発覚)な上に
おかしい性格をしている。

子供の時は本当におかしくて、
異様に人懐っこくて人を信用しやすい性格だったから
いじめられてたけど当時は気づけなかった。

小学校に入学してまもない頃に上級生(5、6年生)と
交流してすぐに私に
「障害者」「知的障害児」というあだ名がついた。

でも当時は言葉の意味に気づかずに
「今日から〇〇ちゃんのことを
「障害者」って呼ぶからね」って言われて
素直に「うん!」と答えてた。

相手が異様にゲラゲラ笑ってたのが
当時不思議だなって思ってた。




それから用もないのに上級生から
「おい、障害児!こっちこい!」って呼ばれたりして
その都度律儀に飛んでいってた。

「何か用ですか?」って聞くと

必ずゲラゲラ笑いながら
「ごめ~んwwwなんでもな~いwww」と

すぐ返されるので常に「?」状態だった。

それからずっと同級生や下級生からも
そう呼ばれるようになったけど
ある事件が起きてそれから呼ばれなくなった。

それは小学三年生の参観日のときに起こった。

授業が終わって母親の懇談会が
終わるまで上級生と校庭で遊んでた。

いつものように「お~い!障害児!お前こっち来いよ!」
と大声で言われたので返事をして
上級生の元に行こうとした。

その瞬間女の人の怒鳴り声、
上級生のものと思われる泣き声が聞こえた。

怒鳴り声を上げていたのは私の母親だった。

懇親会が終わったので遊んでいる私を呼ぼうとしたら
たまたま上級生が私のことを「障害児」と呼んでいたのを聞いて
すっ飛んで来て平手打ちをしたらしい。

「なんでうちの子にそんな酷いあだ名をつけるの!?」

「あんたのお母さん呼んでこい!どこにいるんだ!」と
涙を流しながら怒鳴っていた。

その騒ぎを聞き付けて学校の先生が来て
「お母さんと上級生の☆☆ちゃんは
先生とお話しなきゃいけないから
一人で帰ってね」と促されて一人で帰った。

何が何だか分からないまま家に帰された。

母親が帰ってきたら
「いつから、誰にあだ名をつけられたか、呼ばれてたか」を
詰問されて正直に答えたら
母親が学校に電話をかけて長電話をしていた。

そしてその翌日は学校を休み、
その次の日に登校したら
普通に名前で呼ばれるようになった。

その当時のことは私の中では忘れていたんだけど、
最近実家にある私の部屋の片付けをしてたら
当時の連絡帳が出てきて、
先生と母のやり取りを読んで思い出した。

以下は連絡帳に書いてあったことと母親からの伝聞。

あの後、上級生+上級生の親と先生で話をしたら
上級生が「今の中学生がそう呼んでたから俺悪くない」、
「みんなそう呼んでる」と言い訳してたらしい。

当然上級生はこっぴどく叱られ、
上級生の親もうちの母に平謝り。

うちの母もビンタしたことを平謝りして
その日は解散。

母は帰った直後に私に聞き取り調査をして
あだ名をつけた犯人をつきとめて学校に報告したらしい。

その次の日に学校を休ませたのは、
私のあだ名の件に関して
なぜそのあだ名か悪いのか、
人を傷つけるのかを午前中の授業を
まるまる割いて解説する時間にしたからだそうだ。

そのあだ名の意味を知って
私が傷つくことを見越して配慮したらしい。

そして犯人の中学生に注意をしようにも
中学生はとっくの昔に卒業しているため
小学校の先生が注意することも出来ず、
中学校に報告しても「昔のことなので」と
ほっとかれて終了してしまったそうだ。

なんか連絡帳見つけて読んでる時も脱力感凄かったし、
母親に聞いた時も途中から泣いてたしで後味悪かった。

というか、「障害児」って
あだ名つけて呼ぶやつも衝撃なんだけど
一番衝撃受けたのは当時の自分の馬鹿さ加減だよ。

悪意に気付かずにヘラヘラしてた
あの時の自分を殴りたいぐらい恥ずかしい。



709: 修羅場家の日常 20/04/07(火)05:39:16 ID:Ek.cp.L1

昔は知的障害者を
白痴(ハクチ)と読んでいた。

目が見えない人は盲(メクラ)
耳が聞こえない人は聾(ツンボ)
手足の欠損はカタワ

んで、そう いう呼び方は
障害者の方々を傷付けるから

知的障害者やら視覚障害者やら
聴覚障害者と呼び変えた。

でも呼び方をいくら変えたって
人の心の中の差別意識が無くならない限り
今度は"障害者"という単語が差別用語になるだけ。

障害者をハンディキャップドとか
チャレンジドとかと呼び変えても同じことになる。


710: 修羅場家の日常 20/04/07(火)05:44:29 ID:Ek.cp.L1

>>708
>悪意に気付かずにヘラヘラしてた
>あの時の自分を殴りたいぐらい恥ずかしい。


いや全然恥ずかしくない。
絶対に恥ずかしくない。

俺はその文章を読んで
あぁ、708さんは本当に親や家族や
友人隣人に愛されてたんだなぁ
と分かった。

産まれてからずっと
無償の愛だけ受け取って生きてると
他人の悪意の存在を知らないなままになるから。

産まれて初めて他人の悪意に曝されたのが
小学校とか物凄く幸せな人なんだと俺は思う。


711: 修羅場家の日常 20/04/07(火)22:08:04 ID:6a.hq.L4

>>708
貴女の親御さんは
本当に辛かっただろうと思うけど、
相手の親と小学校の対応が
まともでまだ良かった。

後味悪いかもしれないが、
今貴女達が心穏やかに
過ごしている事を願う。

私は難聴持ちなんだけど、
教師にツンボ呼ばわりされて
同級生はそれに便乗して、
毒親は何もしてくれなかった。

今は親と縁を切って、
耳は悪いままだし頼れる人もいないけど
毎日それなりに楽しい。

でも自分を馬鹿にした奴らは
今でも呪っている


引用元: 今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その26