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984: 修羅場家の日常 2015/05/02(土)22:24:04 ID:z3A

ショックだった話だ

私は昔、視力が著しく低く、
白い杖無しで歩けなかった

3年前、駅の乗り換えの歳、
点字パネルが見つけられずに
透明な壁に行き当たったことがあった

壁は向こう側が見えていてとても明るいのに、
向こう側にいく道を隔てていた

どこかに向こう側に
通じるところがあると信じ込んでしまい、
ずっと壁を手探りしていた

駅員の声や電車のアナウンスや
大勢の人の雑踏は
聞こえるのに誰も助けてはくれない

必シに壁に身体をぶつけながら
杖で道を探っていた




そんな時に私に声をかけてくれた女性がいた

彼女だけはこの雑踏の中、
私が困っていることに気づいてくれた

私の手を引き、電車に乗せてくれて、
次の電車の乗り換えも調べてくれた

私の道標になってくれた

彼女が助けてくれたおかげで、
その後も彼女から別の人に
助けの手がバトンタッチされ、
人の輪が巡り、
無事目的地につくことができた

彼女がいなければ私はいつまでも
透明な壁の前で迷子になっていただろう

治療が進み少しだけ
目が見えるようになってから、
ふとしたことで彼女のことが書かれた
まとめサイトの記事を見つけた

たしかに私のことだと確信した

あぁ、彼女の素晴らしい行いを知っている人は
私だけではないんだと嬉しく思った

しかし、コメントを見て
とても残念な気持ちになった

彼女の悪口が書かれていた

正義ぶっていて気持ち悪い、や、
偽善者、と言った心ない言葉が並んでいた

どうしてなのか、
彼女の行いで私は
こんなにも救われたというのに

どうして人を助けた彼女が
他人から侮辱されなくてはならないのか

私は他のまとめサイトも辿った

どこのサイトにも必ず
彼女を侮辱するコメントが残されていた

どうか彼女自身が
このコメントに気づきませんように

私が本当に感謝していたことが
伝わっていますように

そう願わずにはいられなかった


985: 修羅場家の日常 2015/05/02(土)22:58:12 ID:ejm

>>984
えー、
正義ぶってるつもりはないだろいし、
普通に優しい行いじゃんね

まぁどこにでもそういう口だけの
心ない人っているから
あんまり気にしないでね


引用元: 何を書いても構いませんので@生活板  4