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240: 修羅場家の日常 2016/04/19(火)22:26:21 ID:oWn

幼稚園に上がる前、近所の一人暮らしのお婆さんが
寂しそうだったからちょくちょく遊びに行ってた
肩叩きしたり肩もみしたりして、お婆さんの話し相手になってた
お婆さんなりのお礼として腐る一歩手前のミカンをくれたり、
お手玉のやり方を教えてくれたりして、
俺のことを自分の孫みたいに可愛がってくれた

小学生までは学校帰りに寄って話し相手になっていたんだけど、
中学に上がると忙しくなってめっきりお婆さんの家に行かなくなった
高校生になるともうそのお婆さんの存在も忘れてしまっていた




大学に入った頃そのお婆さんの訃報を知った
お婆さんは俺が高校生の時に既に痴呆が始まったらしい
自分の娘さんの顔も忘れてしまっていたが、

いつも俺くんとお喋りしたいなあ、
俺くんはミカン喜んでくれるかなあ、
俺くんはいつ会いに来てくれるのかなあ、
と俺との思い出は忘れずに覚えていた

もう成長した俺の顔を見ても俺とは認識できないと思うけど、
それでも亡くなるまで俺をずっと待っていたと
お婆さんの娘さんから聞いた

今更もう遅いけど後悔と自己嫌悪でいっぱいだ
このやるせない気持ちを処理しきれずにいる
長くてすみません


246: 修羅場家の日常 2016/04/20(水)01:21:52 ID:lHr

>>240
目から汗が出たよ


254: 修羅場家の日常 2016/04/20(水)10:12:06 ID:BUW

>>240
ゴールデンウィークは婆ちゃんに会いにいくわ…


255: 修羅場家の日常 2016/04/20(水)11:11:22 ID:LnX

>>240
大事な思い出でも大人になってからのことは忘れやすく
子供の頃の記憶が残りがちらしいと聞いたし
自分が接したことあるお年寄りも概ねそうだったけど
よほど嬉しかったんだろうね
故人のこととなるともう何も出来ないから
やるせない気持ちは分かるし優しい人だなと思うけど
皆それぞれのペースで生きて関わったり離れたりしているんだし
自己嫌悪することない

気付いたことや感じたことを
これから先に生かすならいいと思うけど
ばあちゃんとの思い出が
後悔や自己嫌悪のスイッチみたいになってたら
きっとばあちゃんも悲しむよ

そのばあちゃんは240からたくさん幸せもらって
その幸せがずっと胸の中で生きてた
その事実も忘れず心に留めて置いて



引用元: 何を書いても構いませんので@生活板 23