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225: 修羅場家の日常 2008/08/12(火) 09:38:21 ID:tAInrMOZ0

去年くらいから同じような夢を何度か見る。

夕焼けが綺麗な田舎の風景で
商店街の前や大きな川に架かる橋を渡り、
坂道を上るところで終わる。

自分の中ではどこかで見た景色なんだろうなぁ、
と思うだけであまり気にしていなかった。

先日、久々に実家に帰省した時に
なんとなくその話を母にしてみた。

すると母が、
「それ昔のおばあちゃんちの近所じゃない?」と言った。




その時に初めて知ったが、
俺は生後6ヶ月間だけその地で過ごした事があるらしい。

その後現在の家に引っ越してきている
(俺は生まれも育ちもここだと思っていたw)

母は「赤ちゃんの時によく散歩していたけど
その記憶があるって不思議ねぇー」とは言うものの
俺は納得はしなかった。

というか、バカバカしくも思えた。

しかし、やはり気になって母にその住所を聞き、
グーグルマップで検索してみる事にした。

物心がついてからは一度も行った事のない他県の場所なので
結局母と一緒に見る事にし、妹も興味本位で首を突っ込んできた。

俺「この辺に商店街ない?」

母「ここからこの辺りが商店街だったね。」

俺「おお、すげぇ。この商店街の入り口の店、床屋?」

母「えぇー、確かここは喫茶店だったよ。
  高校生の時にいつも行ってたから」

俺「まじかwww
  やっぱ違うんかなぁw
  ここから多分こっちに歩いてこの橋を渡って・・・」

母「そうそうそう。
  ここの住宅地を曲がってこの坂道を上ったらばあちゃんの家」

俺「あれ?ここの坂道?ここは住宅地?
  じゃあ、やっぱり夢とは違うみたいねw
  夢の中じゃここが古い学校みたいな感じだったしw」

母「・・・え?ここは確かに小学校があったけど、
  お母さんが子供の頃に無くなったよ?
  (別の場所を指差し)こっちに移ったから」

俺「え・・・?」

母「あんた怖い」

妹「キメェwww」

その後、母が叔父(母の兄)と話したところ、
その商店街入り口の喫茶店の場所は
以前床屋だった事が解った。

今まで生きてきた中で
母やその周りから聞いた話が記憶に無いだけの
刷り込みで作られているのか、
全くの勘違いなのか。

ただその夢は俺の子供の頃の記憶ではないみたい。

とにかくその地に一度行ってみたくなった。
また連休がとれたら行ってみようと思う。

長文スマソ


226: 修羅場家の日常 2008/08/12(火) 10:09:55 ID:ec3sSbaTO

親の記憶が残ってるって人いたよね
どのスレだか忘れたが


231: 修羅場家の日常 2008/08/12(火) 14:53:13 ID:QrW5q3hD0

>>225,226
阿刀田高のエッセイにそういうのがあった
海で遭難しかける夢(細部まではっきり思い出せる)を
よく見ていて、
それが父の体験だった、しかしその事実を、
夢を見ていたときは知らなかったという話

阿刀田高は、
「ラットの尻尾を何世代にわたって切り続けても、
尻尾の短いラットは産まれないが
迷路で右方向に曲がると
電流が走るという装置の中で何世代もラットを育てると
やがて右には絶対曲がらないラットが産まれる」
という実験結果を紹介して、
記憶の一部が子孫に移されることもあるのではないかと
書いていた。


引用元: 不可解な体験、謎な話~enigma~Part46