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951: 修羅場家の日常 2009/11/05(木) 00:26:49 ID:Z89Nz03G

近所にメチャクチャ美味いケーキ屋がある。

美味いんだがちょっと高くて、
ケーキの名前がアルファベット、
値段がゴシックチックな両方飾り文字で読みにくい

そのケーキ屋に、
4~5歳くらいのちょっといない位の美少女が入って来た






大人の自分でも値段の解読にすら時間のかかる値札
(ケーキの名前は未だに読めない)
その子も読めなかったみたいで
ケース前でウロウロした後店員さんに

美「けーきがほしいです。
ろっぴゃくはちじゅうえんもってます。
どれがかえますか」

って大きい声で聞いた。

ちなみに一番安いケーキで620円。
選べる範囲は少ない。

店員さんが、
どういうケーキが好き?とか
誰と食べるの?って聞いたら

美「ママのおたんじょうび!
ママにあげる!
ママ、チョコレートがすきです!」

ちなみにチョコを使ったケーキは
一番安い奴で800円。

店員さんはちょっと待ってねーと言って、
奥に引っ込み、奥からクマが出て来た。

クマはこの店の店長でケーキを作ってる人。

熊「ママのおたんじょうびケーキ?」
美「はい!」
熊「おじさんが選んでいい?」
美「ろっぴゃくはちじゅうえんで買えるけーきがいいです」
熊「うん、わかった。じゃあこれにしよう。おじさんが頑張って作ったんだ、美味しいぞー」
美「おじさんけーきつくる人?」
熊「そうです。おじさんがけーきをつくる人です」
美「ママここのケーキ大好き。わたしも好きー」
熊「そうかあ」

熊が選んだのは960円のチョコナンタラ。

ママの名前も美少女から聞いて、
誕生日プレート(100円)と蝋燭1束つけて
「ろっぴゃくはちじゅうえんです」

美少女がプリキュアの財布から
十円玉とか五十円玉じゃらじゃら出して

美「ろっぴゃくはちじゅうえん、
あるっておばあちゃんが言ってました。ありますか?」

熊は数える振りして(あったかどうかわからない)
熊「あるよ。お買い上げ、ありがとうございました」
美「けーきえらんでくれて、ありがとうございました。ママにあげます」
熊「気をつけて帰ってね。おうちは近く?」
美「近いよ。たーくんちを曲がってまっすぐです」
熊「そうかあ。また来てねえ」
美「おかね、たまったらくるー」

熊は笑ったら余計強面になる系の人なんだけど、
一生懸命笑おうとして鬼瓦みたいな顔になってた

でも美少女は全然怯まず驚きもせず、
始終ニコニコ喋ってた

あんなちっちゃいのに丁寧語がしゃべれて、
顔かわいくて躾もされててその上気立てもいい子って…

リア充になる為に生まれて来たような子だよ…
喪女とは違う世界の人間だよ…


952: 修羅場家の日常 2009/11/05(木) 00:30:21 ID:9P+GyjIH

>>951
いい話だなー(´;ω;`)
そういう子にはまっすぐ育ってほしいし、
熊さんもそのままでいてほしいな!


953: 修羅場家の日常 2009/11/05(木) 00:41:30 ID:uc/4lUMk

>>951
腹が立つくらい良い話だ
その子には絶対に性格歪まないで育ってほしい


954: 修羅場家の日常 2009/11/05(木) 00:53:05 ID:w5HeuHHE

クマーっ!


引用元: どうせ喪女だし耳にした会話でも晒そうぜ 9