401: 修羅場家の日常 2006/08/14(月) 18:13:54 ID:6gu1i8+i
俺は何もしていないから、
武勇伝とはちょっと違うかもしれないけど
とある会合で酒を飲んで、
ちょっと物足りなかったので
知り合いが営む和食料理屋に行った。
カウンターには会社員風の先客が3人。
50代が1人と30前半くらいのが2人。
50代の隣にひとつ椅子をあけて俺が座った。
30代のうち一人は
話に相槌と愛想笑いをするくらいで無口。
もう一人はオクターブ高い猫なで声でしゃべる、
まるっきり太鼓もちみたいな奴で。
手を揉みながら
「ええ~、まったくもってそうですよねぇ~。
部長のおっしゃるとおりですよね~」
なんて言ってるもんだからおかしくって、
(うわ、本当にこんな奴いるんだ)って思って
最初は聞き耳をたててたんだわ。
この部長って呼ばれてる奴がどうも酒癖が悪いみたいで、
10分くらいしたら急に舌打ちを始めた。
で、聞こえるように
「若造が一人でこれるような店じゃねえんだよ」なんて
つぶやきやがる。
よこの太鼓もちも拍手しながら
「いや、まったくもってそのと~り」みたいなこと言ってるし。
多分、ちょっと上等な店に部下を連れて来て
かっこいいとこ見せたかったんだろうと思う。
そこに俺みたいな若造(といっても30歳だが)が
いるのが面白くなかったんだろ。
こっちも相手するもの面倒なんで無視してんだが、
途中でついジロリとにらんじゃったんだ。
それがまた癪にさわったみたいで、
物言いがエスカレートしてくる。
面と向かって言うわけじゃないが
「いまどきの若い奴らは」とか
「こんなとこに一人で来るようなやつは
彼女もいねえんだろ(余計なお世話だ)」
とか好き放題言ってる。
横の太鼓もちは相変わらず
「いやー、まったく部長のいうとおり」。
俺もムナクソ悪くなったけど、相手してもしょうがないし。
ちょうどそんな時、
玄関がガラッと開いて、
60歳位の男性が入ってきた。
三人はそっちに気づくと急に姿勢を正して
「あ、社長。どうもこんばんは」
社長と呼ばれた男性、そちらの三人組に
「おお、君らもここに来るのか」と話しかけ、
俺に気づくと俺にも親しげに話しかけてくる。
三人組「へ?」って顔してる。
「あれ、今まで一緒だったの?」と
三人組と俺とに尋ねる社長に
「いや、そういうわけではないのですが」と
なぜかしどろもどろになって答える部長。
社長さん、彼らに俺を紹介してくれた。
「こちらね。たまに話に出る、○○社の○○社長。
前社長が亡くなってずいぶんと早く社長になられたけど、
若いのによくやってるよ。
ついさっきまで異業種の会合でも一緒だったんだ。
あ、○○社長。彼らはうちの××部の面々。
社長のところに顔を出すのは
営業部の者だからあまり面識はないと思うけど」
そう、この社長さんとはさっきまで一緒に飲んでいた仲。
その上、取引先という事でよく面倒見てもらってる。
俺、始めて見たけど酒を飲んだ赤い顔も、
びっくりすると急に白くなるのな。
部長さん
「あ、は?はへ?
ど、ど、どうぞよろしくお願いします」なんて言っちゃって。
なんか、太鼓もちは部長以上にオロオロしてるし。
結局、その社長さんは俺の隣に座って俺と飲みなおしたんだが、
彼ら三人の意気消沈ぶりときたらすごかったね。
もうお通夜みたい。
しばらくしないうちにそそくさと帰って行きました。
で、その三人。
帰り際に社長さんに挨拶をしていったのだが、
社長さんも知ってか知らずか、
「君らも、もし営業部に移ったら
○○社長のお世話になるかも知れんのだから、
よく挨拶しておきなさい」なんて言うものだから、
なんか、すごく平身低頭、神妙な感じで挨拶していった。
実際、彼らが営業部に廻されたら面白いのになと、
ひそかに思っている。
なんかいいなぁ~
>>401-402
限りなきGJを社長と貴方に送りたい。
>>401-402の話って「親の七光り」ってオチ?
>>401-402
美味しんぼでキャスティングできそうだ。
店は「岡星」で。
>>401-402はDQNオヤジがただただ不快なだけで
その後も全然スーッとしない。
むしろ親の威光なだけで不快感が増すだけだな…
正直、七光りだけじゃ会社運営できないよね
とマジレスしてみる・・・
正直、七光りだけでも会社運営できちゃうんだよね
とマジレスしてみる・・・
運営は確かに出来るな。
でも、業績を継続的に維持orうpは難しい。
で、>「若いのによくやってるよ」なんてコメントもらってるんだから
けっこうイイ感じで経営できてるんじゃね?
いや、だからどうってことじゃないんだが。
どっちも正解。
>>408 >>410-413
何ケチつけてんだよ低脳。
鬱陶しいね
>>414
同意
若いのによくやってる若社長と、
事態を知ってかしらずか懐は大きそうな
他社社長GJ。
引用元: 胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(36)