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755: 修羅場家の日常 2011/05/06(金) 12:34:53.93 ID:cgqzMfiD

付き合い始めて一ヵ月くらいのとき、
彼女からデートに誘われた。

どうしても俺を連れていきたいと言うので
行ったら路上ライブだった。

彼女は目当てのバンドのところに行くなり、
ハグだの握手だの、
楽器の準備を手伝ったりと忙しく、
俺は完全放置。





メンバーの紹介すらしてもらえなかったし、
俺以外は和気靄々と盛り上がってるから割り込み辛いし
思い切って、彼女が熱烈にハグしてた人に
「何か手伝うことありますか?」と聞いたら
「邪魔だから退いてて」とすっぱ切られ
仕方なく道の端で待っていたら、
他のメンバーにヒソヒソされる。

その中の一人は彼女と
「あいつ(俺)なんなの?友達?」
「あれ彼氏」
「えーマジでw」
「何も手伝わない彼でごめんねー
私がやるから許してw」なんて会話をしてた。

一時間半くらい待った後
やっとライブが始まったけど、歌詞が

「俺達は自由の天使さ ヨーチェケラッチョ
自由の小鳥さ ヘイ!ヘイ! イエーィ!
チェケラッチョォ! チョッチョッチョ!」みたいな…

彼女も「チェケラッチョォ!」とか盛り上がっていたんだけど、
俺はそのノリに付いていけなかった。

周囲も同じように盛り上がっていたから、
頑張ってテンション上げようとしたけど続かなかった。

バンドの曲は全部で3曲。
どの曲にもチェケラッチョが入ってた。

4時間程度でライブが終わったと思えば、
これから打ち上げがあるというような会話が漏れ聞こえ。

彼女は行く気満々。
俺はメンバーじゃないので参加はできないらしい。

彼女は「悪いけど先に帰っててv」と言って
打ち上げに行ってしまった。

後に知ったけど彼女はそのバンドのメンバーらしい。
マネージャーの準補佐、みたいな立場で。
その日は家に帰らなかったらしい。

次に彼女と会った時、
そのバンドのCDやTシャツを売り付けられた。
買わなかったけど。

それから気付いたけど
彼女の携帯の待ち受けは
熱烈ハグをしたバンドメンバー(ボーカル)の写メだった。

彼女が髪を伸ばしているのは
いつか、そのボーカルのような
ドレッドヘアにしたいからだった。

でもボーカルには既に恋人がいて、
自分は彼女には相応しくないから
想いは打ち明けないの、
この恋は胸に留めておくの、
だって彼の幸せを奪いたくないから…と、
うっとりした目をして語られた時、
もう駄目だと思った。


756: 修羅場家の日常 2011/05/06(金) 12:45:49.92 ID:T8zzqG+a

Check it らっきょ


759: 修羅場家の日常 2011/05/06(金) 12:58:56.71 ID:LxA9RvE9

チェケラッチョ3曲で4時間とかwww拷問だ
しかも路上ww
通報して帰ればよかったね


引用元: 百年の恋も冷めた瞬間!114年目