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575: 修羅場家の日常 2014/05/18(日)17:14:28 ID:ISMCvoudH

小学5年くらいのころ、
転校して半年ぐらいだった俺は
クラスの数名に粘着されていた。

全体的なものじゃなかったし、
深刻な感じでもなかったので
俺は全く気にしてなかった、と思っていた。

ある日、ちょっと高台の上から下を眺めることに夢中になっていた俺は、
その粘着組を発見し日頃の恨みを晴らそうという気で一杯になった。

なんというか、怒りってなんかで
着火すると一瞬で燃え上がるって感じだった。




でも高台からは流石に高すぎて飛び降りると
自分もただでは済みそうになかったので、
そいつらの後ろの石垣みたいになっていた住宅の
基礎っぽいところにまで接近。

高さ的には2mくらいだったかと思うんだが、
そこからとび蹴りしてやろうと、
子供ながらにとんでもないことを考えてしまった。

結論から言うと、
とび蹴りしようとした俺は直前ですっ転び、
頭から転落して停車していた車に激突してしまった。

幸いというかなんと言うか、
車が凹むほどのダメージもなかったし
俺も意識がはっきりとしていたんだが、
えらいことをしてしまったという気持ちが一杯になりおお泣き。

事態が事態のため警察もすぐ来たんだが、
そもそもやり返そうと思ってしまった自分が
発端なので泣いて謝ることしかできなかった。

が、全く持って話ができないレベルで大泣きして
謝る俺のその態度がなんかやばかったらしく、
後日学校では粘着組が俺を脅して
車にダイブさせたというとんでもない噂になってしまっていた。

というのも、それなりに友だちがいた俺が
粘着組にいじめられていたのは周知の事実だったため、
信憑性は充分にあると判断されてしまったようだった。

親から嘘はイケナイと叩き込まれていた俺は、
これはヤバイとまた泣いて噂の否定をしてしまい追い討ち。

結果、粘着組は親を呼ばれて大騒ぎになってしまった。

今思い返すと、俺のやったことは天然の復讐になるんだろうか、
それとも障害未遂になるんだろうか、器物破損になるんだろうか……

運転手さんには謝ったんだが……


576: 修羅場家の日常 2014/05/18(日)20:30:34 ID:8VTOCmHRS

えーと、捨て身の復讐ってことでいいのかな?


引用元: 本当にやった復讐