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151: 修羅場家の日常 2015/09/24(木)19:05:05 ID:JbH

85歳のおばあちゃんが何十年も続けた農業を引退した。
いろいろ話し合った結果、
規模を小さくして母が引き継ぐことになったよ。



祖母は体のいろいろなところが少しずつ悪くなっても、
晴れの日も雨の日も畑に行っていた。
祖父とふたりで守っていた広い畑、
ひとりになってからも大事に大事にしてた。

今日久しぶりに実家に帰って、
本当にゆっくりとしか歩けなくなった祖母と話した。

お疲れ様、おばあちゃんの作る野菜大好きだったけど、
これからはゆっくりできるね。と私が言うと、祖母は、

「畑、広かったでしょう。野菜たくさんあったでしょう。
全部あんたのためにあったのよ。
あんたがこーんなに小さいころ、畑のトマトかじって、
おいしいって笑ってから30年ね、
おじいちゃんもおばあちゃんも
あんたに食べさせたくって野菜作ったの。

いちごって手間のかかるものなんだけどね、
おじいちゃん毎年植えたでしょう。
あんたに食べさせるんだ、
あんたに食べさせるんだっていつも言ってた。
おいしかったならよかったわ。」

それを聞いて泣いてしまったよ。
実家は千葉の中でも多分いちばん田舎の方なんだけど、
私が東京に近い高校に通うようになった時、
なんだか同級生がみんなおしゃれで
農家の娘なんてダサいなって思ってたのを本気で恥じた。

これからはちょいちょい帰って祖母孝行するよ。


154: 修羅場家の日常 2015/09/24(木)19:32:43 ID:K5g

>>151
孝行する相手がまだいるってのはいいな
後悔しなくて済みそうで何より


166: 修羅場家の日常 2015/09/24(木)23:34:28 ID:REC

>>151
ゆっくりさせないで。

うちの祖母も畑やってて
道の駅とかに野菜下ろす位の規模だったけど、
体調壊して畑やめてから一気に呆けて弱っちゃった。
ほんとにあれよあれよと言う間に、半年位で。

体調壊してから何度か会いに行ったんだけど、
私も妊娠してたし頻繁には行けなかった。
おばあちゃんの事はいいから、お腹の子供を大事にね。
産まれたらまた会いに来てね。
って言われたけど、結局会わせてあげる事は出来なかった。
去年、出産する1ヶ月前に亡くなっちゃった。
もっと生きてる間に行ってあげれば良かったとか、
今でも思い出すよ。

母からも「おばあちゃん、あんたの事すごく心配してたよ。
子供産まれたらおばあちゃんが手伝いに行かないとねって」って、
自分がしんどかっただろうに、こっちの心配ばっかりで。

その年代の人って、ほんと止まるとダメみたい。
ほんの少しでもいいから何かさせてあげてほしい。
もちろん無理しない程度にね。
私みたいに後悔しないように
たくさんおばあちゃん孝行してあげて下さい。