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47: 修羅場家の日常 2014/11/09(日)04:53:28 ID:EsaIkBteO

昔話。

妹がいるんだが、まだ10歳くらいのころに、痴漢にあった。
下校の時に空き家に連れ込まれて、服の上から体を触られた。
妹は、痴漢の両目に両手で突き入れて、逃げたらしい。
親が妹に、連れ込まれる時に叫べって言ってた。
その頃から、近所でそんな事件が増えてた。
そして、幼なじみの妹も、その痴漢の被害にあった。
何が起きたか知らないが、幼なじみ一家はすぐ引っ越してしまった。




それで、ある時妹と夕方買い物に行ってた。
近所にはコンビニがなくて、
8時に閉まるコンビニもどきの店に向かってた。
夜6時頃だったと思う。

無口な妹が「兄ちゃんあれ。」って指さして、
そっちみると男と小学生くらいの女の子がいた。
男が女の子に話しかけてたみたい、
女の子は見かけない子供だった。

妹が「痴漢」って言った瞬間、
妹に「お店入ってろ」って言って、
猛ダッシュした。

俺は中学生だったが、体格が良くて重量もあった。
男は中肉中背だった。

最初、捕まえようとか考えたはずだと思うんだが、
脳筋な俺は何故か体当たりかましてた。

吹っ飛んだ男は、歩道のガードレールの上を超えて、
その向こうの4mくらい下の田んぼに落ちた。
刈り入れは終わってたからドスンと落ちて、
でもダメージはあまりなかったらしく、
ヒョコヒョコと田んぼ横切って道路の反対側、
暗い山の方の藪の中に逃げて行った。
追いかけようとしたら、お店の人が走ってきてた。

警察を呼んだらしく、女の子も心配だったんで、追跡は断念した。

女の子はお店のパートさんの娘さんで、
お店から抜けだしてた所を痴漢に狙われたらしい。
最初道を聞いてきて、それから案内しろとしつこかったそうだ。
でも警察の人には、ちょっとだけ怒られた。

お店の人にはお礼を言われて、からあげ奢ってもらった。
親父には褒められ、お袋にはやっぱりちょっと怒られた。




48: 修羅場家の日常 2014/11/09(日)05:10:44 ID:EsaIkBteO

それから、痴漢の事件ははたと止んだ。

しばらくして、
お店の近くの山の溜池から水シ体が上がって、
すぐ近くの団地の人だってわかった。
事件か事故かって少しだけ騒ぎになった。

だいぶあとになって、大人になってから、
親父にその時の水シ体が痴漢だって教えられた。
正確には、おそらく痴漢だろうって言ってた。

先の体当たり事件の時と服装が一致してて、
肋骨が折れてたらしくて、
それで警察が訪問してきてたらしい。

つまり俺の体当たりか、
その後の転落で折れたのかもしれなかった。
そしてそれが原因で、
水シしたのかもしれなかった。

全然知らなかったけど、
親父がずいぶんと俺をかばって
警察と話したらしい、これはお袋談。
結局、痴漢事件の犯人としてではなく、
事故で水シした人として処理されたと聞いた。

当時、痴漢って呼んでたからそう書いたけど、
犯人はもっと酷いことしてたと思う。
幼なじみ一家がそれで救われるはずもないけど、
この男が犯人なら、シんだのは因果応報だと思った。

実はよそでオッコトヌシの話を読んで思い出した。
ちなみにお店はまだある(コンビニになった)し、
なんとなく近寄らないけど溜池もまだある。


49: 修羅場家の日常 2014/11/09(日)17:23:51 ID:yLBAXNnQP

居ないほうがいい人間が一人この世から消えただけ
問題ない


引用元: 若干黒い過去を吐き捨てる