752: 修羅場家の日常 2015/07/01(水)12:00:26 ID:1AN
じゃあ俺の人生最大の修羅場を。
ちなみにこれは14年くらい前のこと。
フェイクなしだが、うろ覚えなので色々あやふやな点もある。
ちょっと長くなるかもしれん。
当時、俺は職場の先輩とよく飲みに行ってた。
特にK田さんて人が何かと可愛がってくれてた。
その日も4人くらいで飲んでて、
K田さんが「キャバ行こうぜ!おごるよ!」って言い出した。
俺はあんまりキャバとか興味なかったけど、んじゃ行くかってなった。
そこは歌舞伎町のよくある雑居ビルの5階くらいにあった。
店名は覚えていない、スマン。
女の子が何人かついて、
K田さんがシャンパンか何か2~3本頼んだりして、
2時間くらい経った頃、会計を頼んで、ボーイが伝票を持ってきた瞬間、
K田さんの顔色が変わった。
で、K田さんはボーイに
「ちょっと待ってて、また呼ぶ」
みたいなことを言って外させた。
俺たちはK田さんの顔色を見て悟った、
「あ、ボッタクリだな」と。
K田さんは「ヤバイことになったが、あまり騒ぐな」
って言いながら、作戦を立てた。
来た順路を思い出して、
逃走経路を確認して、エレベーターはやばいとか。
俺たちはあくまでも静かに、その店からサーッと逃げた。
雑居ビルによくある踊り場があるタイプの非常階段を、
先輩たちは降りていった。
が、しかし俺は何を思ったか
(本当に何を思ったのか思い出せない)、
トイレに入ってしまった。
長くなったので1回切る。
753: 修羅場家の日常 2015/07/01(水)12:00:48 ID:1AN
トイレに入ってしまった俺は、個室で息を潜めていると、
下の隙間からボーイが来るのが見えた。
ボーイ「お客さーん、どうしました?」
とっさに俺は声色を変えて、吐くフリをした。
俺「うう~大丈夫でず~ぎもぢわるぐで~」
ボーイは「また来ますね~」
下の隙間からボーイが去ったのを確認して、
個室を出た俺は、
頭の中で逃走経路を確認しつつ
周囲に注意しながらトイレを出ようとした
その瞬間、トイレの入り口にさっきのボーイがいた。
「ここで捕まったら、マジでヤバイ!!!
893に半ゴロしにされる…」
最悪のシナリオが浮かんだ俺は、
渾身の力をこめて腕を思い切り振り回し、
ボーイを突き飛ばした。
ボーイはシリもちをついて、その場に倒れた。
そのスキに俺も非常階段を猛ダッシュで駆け下りた。
若かったのもあるが、そういう時の人間ってマジで凄い。
物凄い速さで、3段飛ばしで階段を降りて、
俺ヤマカシなんじゃね?と思うほどだった。
ボーイも勿論「オイ!!」とか「待て!!」とか言いながら
追って来るんだけど、待つわけないw
とにかく走って走って走りまくって、
西武新宿線近くのマクドナルドあたりまで来た時に
もう平気かな…と思って、一息ついた。
先輩たちはどうしたかなと思ったら、
マクドナルドからK田さんが手を振ってたw
K田さんは「お前もうダメかと思ったよw」とか笑ってたけど、
俺も本当にダメかと思ったw
ちなみに会計は50万くらいだったらしいw
二度とキャバには行かねえと思った。
みんなもキャバには気をつけてね!
>>753
よく逃げられたな…というか
捕まってたらリアルにどうなっていたのか考えると
恐ろしくて恐ろしくて震える
まぁ間違いなくガン掘りされてたわなぁ…
>>753
>先輩たちはどうしたかなと思ったら、
>マクドナルドからK田さんが手を振ってたw
>K田さんは「お前もうダメかと思ったよw」とか笑ってたけど、
>俺も本当にダメかと思ったw
助かったぁ、と安心していた所に
マクドナルド店員
「はい、ビッグマックバリューセット50万円になります」
だと古き良き怪談話のオチなんだけどなぁw
引用元: 今までにあった修羅場を語れ【その11】