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304: 修羅場家の日常 2014/12/23(火)16:31:34 ID:Gko

私がバイト先の客とオーナー夫妻にした復讐。

大学2年になってすぐ、地元のファミレスでバイトを始めた。
(前のバイト先が閉店したため)

そこは、夫婦で経営(妻がオーナー、夫が店長)していたが、
責任転嫁は当たり前だった。

ここまでが前提。




その日は平日の夜だった。

そんな中、母親(以下キチママ)、
中学生の姉(以下キチ長女、ジャージで分かった)、
小学校高学年くらいの姉(キチ次女)、
中学年くらいの男児(キチ息子)の一家が来店。

だけど、男児は落ち着きがなく
店をチョロチョロするわ、ゲームしてるわ、
大声出すわでマナーなど皆無の状態。

一緒にいる母親は注意もしない。
キチ次女が「××!走っちゃだめ」と叱るも効果なし。
××……俗に言うDQNネームじゃん!

見かねた他のお客様から
「こんなところで走ったら危ないだろ!
熱いもの持ってる店員もいるんだから
ぶつかったらやけどするぞ!」と怒鳴られる始末。


306: 修羅場家の日常 2014/12/23(火)20:18:01 ID:Gko

急な用事があったのでそのままにしてしまいました。
続きです。

ホールで働いていた私。
熱い鉄板を運びながら、
キチ一家の席周辺を歩いていた時に事件は起こった。
後ろから「すみませーん」という声が聞こえた。

私は立ち止まって、振り向き
「はい、ただいま御伺い致します」
と言いかけた瞬間……。

前から「どいて!」という声がした。

???と思っているうちにドン!!!!!!!!
私はシリ餅をつき、鉄板は左腕に乗っかっていた。


307: 修羅場家の日常 2014/12/23(火)23:50:30 ID:Gko

顔をあげるとさっきのキチ息子。
周りをよく見ないで走り回ってたんだろう。
彼は転んだだけみたいだ。

ぶつかったのはそっちだけど、
相手は子供なので、
「大丈夫?ケガはない?」声をかけたら、
キチママがこちらに駆け寄っきた。

で、第一声は詫びの言葉…ではなかった。

「ちょっと!
アンタがどかないからうちの子が転んだじゃない!」
と怒鳴られた。

はい?と思いつつ聞いていたが、
キチママの主張はこんな感じ。

・××君(キチ息子、そう呼んでた)の500円玉が床に転がっちゃった。
 だから××君は急いでお金を拾いにいった。

・アンタ(私)の近くに転がったから、
 どいてって言ったのにどかなかったから××君が転んだ。

・そのせいでお金がどこにいったか分かんなくなった

・500円は××君の1ヶ月のお小遣いなのに!弁償しろ!


308: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)11:24:35 ID:PUZ

キチママが喚いているうちに、オーナー夫妻がやって来た。
いつもはクレームが来ても出てこないで隠れてるのに。
「あらキチママさん!どうしたんですか?」とオーナーが言うと、
「オーナーさん聞いてよ!ふじこふじこ」と上記の主張をした。

夫婦2人は、腰を90度に曲げて頭を下げている。
その間に私が落としたものを拾っていると、
さっきキチ息子を怒鳴ったお客様が
「これ、腕に当ててな」とビニール袋を渡してきた。
中身はドリングバーにある氷。
「ありがとうご…「私さん来なさい!!」
とお客様にお礼を言う間もなく、
を引っ張られ、事務所に連れてかれた。


309: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)11:50:18 ID:PUZ

私は、キチ息子が走ってきてぶつかったことを主張した。

そしたら、店長は、
「キチ息子君のせいにする気か!
とにかく、キチ一家の周りを歩いてたお前が悪い!」
と聞いてもらえない。

すると、オーナーは左腕に当てていた氷を奪い、私を殴った。


310: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)12:31:57 ID:PUZ

「あの人はうちのご近所さんなの!
私達の立場が悪くなったらどうしてくれるの?ムキー!!」
と喚いて顔や体をひたすら殴る。
火傷した部分には集中的に振りかざしてきた。

途中他の同僚が止めるも、
店長が「バイトの分際で生意気な!」と罵る。

しまいには、
「お前がいるとうちの娘(中1)がいじめられる!二度と店に来るな!」
と意味不明なこと言われ、
ロッカーの荷物と共に、裏口から放り出された。

5ヶ月足らずで


311: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)13:21:07 ID:PUZ

クビになった私が駐車場で立ち尽くしていると、
キチ一家に遭遇。

キチママはニヤニヤしながら、
「クビになったんだって?
うちの子が走ってるのに気をつけてなかったんだから当然よね。」と
ほざいた。

キチママがうちの子は悪くないだのお客様は神様だの、
客の要望は何でも応えるべきだの仰って去った。
怒りが込み上げてきた。

そこで、キチ一家の情報を集めて、復讐することにした。


312: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)13:55:12 ID:n4y

書きためてから投稿してよw


313: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)14:07:19 ID:PUZ

まず、キチ息子の学校名、学年、クラス、
フルネームを携帯にメモした。←名札を見て分かった

キチ長女は私の母校のジャージを着ていたため、
ジャージの色(学年で違う)、
着崩していたため2、3年生と思われることもメモ。

次に、家にある妹(以下私妹)のクラスの連絡網で
キチ息子の名前を探したが、いない。

実は私達は11歳離れている。
名札に書いてあった学校名、学年、クラスは私妹と同じ。

おかしいなと思いつつ、私妹に
「そういえば2学期から転校してきた子がいるって言ってたよね?
その子ってどんな子?」と聞いてみたところ、
「いるよー。××君って子。A小から来たんだって」とのこと。

私妹は、学校のことを家族に話す子なので
聞き出すのに苦労しなかった。


314: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)15:21:52 ID:PUZ

長いしスマホからの投稿だから書きためにくい(汗)
続き

別の日、八百屋さんに行った。
この店の旦那さんは妹が通う小学校(B小)のPTA会長で、
奥さんは私母の親友。
会長一家には、私が小さい頃からお世話になっている。

会「私ちゃん、ひさしぶり。おつかい?」
私「いや、実験で果物を使うので」←嘘
奥「理系だもんね。大変でしょ」
(しばしたわいもない会話)

私が果物に手を伸ばしたところで、
奥さんが「私ちゃん、その腕どうしたの?」と驚かれた。

そりゃそうだ。
9月の終わりで暑い日だから七分丈を着用。
手の甲から腕にかけて(長さ15cmくらい)巻いた包帯は隠れるわけがない。
←事件当日、皮膚科に駆け込んだ。

お二人には、バイトで火傷したことと、その原因、
キチママやオーナー夫妻の対応を事細かに話した。

ついでにキチ息子がB小の名札を着けていたことも付け加えた。


316: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)17:41:29 ID:W14

314です。

この店も、躾のなってない子供と
その親に悩まされていたらしく、私の話に憤慨していた。

立ち話をしていたら、
中2のお兄ちゃん(以下会長息子)ジャージ姿で帰宅。
ジャージの色はキチ長女と同じ=2人は同じ学年
勿論、包帯を巻いている理由を聞かれる。
買い物客が増えてきたのを理由に会長息子の部屋へ移動。
会長夫妻に話した内容を話した他、キチ長女について聞いた。
どうやら、前年同じクラスただったらしい。

「こいつすぐ暴力振るうんだよ」と言いつつ、
集合写真を見せてくれた。

ここで、私の復讐計画について話したところ、
会長息子が主にオーナー夫妻への復讐に力してくれることになった。

キチママと息子への復讐は1週間後、
オーナー夫妻への復讐は約1ヶ月後に決行した。


318: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)21:21:37 ID:WWU

>>314
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
  ̄ ̄\/___/




319: 修羅場家の日常 2014/12/24(水)21:31:46 ID:W14

1週間後。
授業参観のため、私母とB小へ出向いた。
教室に入ると、保護者が一杯。
奥の方キチママもいたけど気付いていない。
私母のママ友に出会ったので挨拶をし、一緒に授業を見た。
私妹は手を振ってきた。

授業中キチママは、
黒板まで来て息子を撮ろうとする(先生に止められた)という非常識っぷり。
授業参観終了後、すれ違った保護者に挨拶しながら出口に向かった。
キチママにもご挨拶。

キチママ(゚д゚)ポカーン
まさか私が児童の姉だとは思わなかっただろう。

キチママは、プルプル震えて
私をひっぱたいてきた。
キ「何でアンタがいるのよーーーーーーーーーー!!!(((バシッ(((バシッ」
私「い(((バシッもうと(((バシッのク((((バシッラスがここだからです(((バシッ(妹のクラスがここだからです)」
教室内は騒然。
怯えてその場から遠ざかる児童たち。
止めに入る保護者や先生。

興奮したままのキチママは盛大に自爆。
以下キチママの発言
「ちょっと火傷したからって大袈裟な!」
「男の子なんだから店ん中走るのは当たり前」
「走ってる子供がいたら店員が避けるべき」
「子供とはいえお客様は神様」
「××君が走ってるのに邪魔するからアンタは火傷したんだ」
「だからクビにしろって頼んだ」
「××君は悪くない」

保護者たち(゚д゚)ポカーン
誰かがボソッと「店ん中で走り回るのはまずいよ」と言ってた。
聞こえたのか転校生イジメする気か!だの逆ギレして帰って行った。


320: 修羅場家の日常 2014/12/25(木)00:54:23 ID:MHU

児童たちは「××君ってこのクラスの?」とか
「キチ息子君のこと?」とか話していた。

私母からどういうことか聞かれた。
私は涙ながらに家族に隠していたことを話した。
・火傷の本当の原因
・バイトをクビになったこととその経緯
・キチママがこのクラス児童の保護者だったことに驚いたが(嘘)、
露骨に避けるわけにはいかないので、挨拶したこと。

「何で言わなかったんだ」と叱られたが、
「5ヶ月足らずでクビになったと知ったら心配されるから」と嗚咽。

その日の夜オーナーからの着信があった。
理由は想像つくので、筆箱からICレコーダーを取り出した。
これは、もともと講義を録音するために買ったもの。
折り返し電話し、出た瞬間録音スタート。
やはり罵倒される。
キチママに因縁つけただの周りと組んでキチ息子をイジメただの。
その都度否定したところで、尋問開始。
ただし、下手に出る感じで。

私「…それより…何で私をクビにしたんですか?゛
  私がいると娘さんがイジメられる゛って店長が仰ってましたが、
  どういう意味ですか?」

オ「他人ん家の事情に首突っ込まないでよ!」

私「だって……キチママさんは近所だとか、
  △△家(オーナー一家)の立場が悪くなるとかオーナーは仰るし…」

私「どうしてですか?
 ち ゃ ん と 説明してください!」

最初はモゴモゴしてたオーナーだけど、
少し強く言ったら本音がポロリ。

オ「ただでさえここはよそ者には厳しいのに、
  近所の人を敵に回したら厄介だし、店の評判にも関わる」

確かに田舎で、年寄りの市外出身者への風当たりはまだまだ強い。

店長がよく
「ここはよそ者に厳しい。俺たちは大変だった。」
と苦労話()をしていた。

私「だから、キチママ息子君が店ん中走ってぶつかられても
  私がクビになったんですね?」

オ「娘の部活は上下関係が厳しいの!
  娘は1年生で、キチ長女ちゃんは先輩だから、
  下手なことはできないの!」

言い訳がくだらなすぎて、
「そうなんですか…」としか言えなかった。

オ「とにかく!捨て駒があーだこーだ騒がないでちょうだい!ブチッ!」

一方的に切られたけど気にしなかった。


321: 修羅場家の日常 2014/12/25(木)02:55:24 ID:MHU

通話終了後、本格的に復讐第2弾のシナリオを作成し始めた。
今の母校を知る会長息子からの情報提供・助言を受けつつ、改良した。

当日。
この日は卒業した中学の文化祭。
模擬店は無く発表メインだけど、体育祭以上に来校者が多い。
生徒たちは基本教室で発表するか、校内を回るかだけど、
一部の人には運営の仕事が割り当てられている。
ちなみに会長息子は放送係を担当。(交代制)
それを踏まえて芝居をうった。

ストーリーはこんな感じ。
乱暴に放送室の扉を開けた私。
入ると、綺麗好きな会長息子が床を掃いていた。
ちり取りとほうきを扉付近に置いて、マイクの前に座った彼。
「ここに椅子があるから、座って。」と言って、
自身の隣にあった椅子を指さした。
ゼエゼエ言いながら、座る私。

会息「ちょっ、どうしたの?」
私「私妹とはぐれちゃったのハァッハァッ」
会息「今迷子の放送するから!…あれ?その腕どうしたの?」
私「………バイト先で火傷したの」
会息「確か○○でバイトしてたよね?たしか□□(店名)の隣の…」
私「……そう(震え)」
会息「ちょっアワアワ、どうしたの? 」

(以下、
すすり泣きしながら手短に火傷の経緯、
キチママの反応を話す私)

涙を拭くため、
スカートからハンカチを取り出したら、
探していたICレコーダーが落ちてきた。

私「ずっと探してたけど、スカートに入ってたみたい」
会息「何これ」
私「(オーナーとの)やりとりを録音してたんだ」
会息「うそw聞かせて!ポチ」
(勝手に再生)
会息「うわーひでー…ってキチ長女とかオーナー娘って誰だ?この学校?」
私「うん。オーナーの娘さんは中1って聞いてるし、キチ長女って子はあの時赤い(仮)ジャージ着てた」
会息「赤って俺らの学年じゃん!まじかw」
私「やっぱ**部って前から上下関係は厳しくて有名だったから、クビはやむなしなのかなぁ…オーナーの娘さん**部って前に言ってたし」
会息「そんなひどいとこあるんだ!高校入っても応募しない方がいいね(苦笑)」

ドンドンドン!ガタガタガタ
?な私達。
「おい!開けろ!」という声が聞こえた。
会長息子が「今開けます!」と言って扉をスライドさせるが開かない。
どうやら、扉の近くに放置したほうきが溝にはまった模様。

ほうきをどかして扉を開けると、
先生達から「今の丸聞こえだぞ!」と怒鳴られた。


322: 修羅場家の日常 2014/12/25(木)03:56:32 ID:MHU

慌ててマイクに駆け寄ると、
「やっべー!スイッチ入ってた!」と叫ぶ会長息子。
私はすかさず、音漏れについて詫びるとともに、
「今のは本当の話です。皆さんが将来仕事先を選ぶ時に、
こういう事例があったと思い出してください。
もし職場で不当に解雇されたりしたら、
一人で抱えずに誰かに相談した方がよいと思います。
これが、この学校のOGとしてのアドバイスです」と弁解。

その後、2人してこっぴどく怒られた。
私は「会長息子君は悪くないんです!」と必シに庇っていた。

数日後、会長息子には協力してくれたお礼にご飯をおごった。
その際に聞いたんだけど、キチ長女とオーナー娘は部内で孤立。
特にキチ長女はヒステリックないじめっ子なので、
内心よく思わない子が多く学年中で避けられるようになった。

復讐に巻き込んだことを謝ったら
「いいんじゃない?あいつ(キチ長女)はプライドが高いから、
全校生徒に親の基地外っぷりを暴露されるのは痛いと思うよ。
この親にしてこの子ありだし」と笑ってた。

母親や妹のつながりを利用したのは
DQだけど、後悔はしていない。

ただ、火傷を冷やす氷を渡してくれたお客様に
ちゃんとお礼を言えなかったのが心残り。

最近本棚を成立したら、
復讐計画を書いたノートが見つかったのでカキコ。

長文失礼しました。


引用元: 本当にやった復讐 2