687: 修羅場家の日常 2017/08/22(火)01:37:15 ID:6bD
兄嫁と母は何度か殴り合いの喧嘩をした事がある。
兄嫁は元ヤン。母も気が強い。二人とも親しい相手には口が悪い。
兄夫婦は当時うちで同居していて、
家賃+光熱費+αを払う払わないで何度か揉めかけた。
ある時それが口喧嘩に発展し、
売り言葉に買い言葉で怒鳴り合いになったよう。
私と兄はそれぞれ別室にいたので怒声を聞いて駆けつけると、
居間で怒鳴り合う二人を父は黙って見ていた。
どーすんじゃコレ…
と兄はあまり役に立たないので
父に目線で助けを求めると
父はパンパン!と手を叩き
「はいそこまで。言い合いじゃ決着つかん、
殴り合いで決めたろうや」と言った。
母はハッとした顔で「それがええな」と一旦退室。
兄・兄嫁・私が「えっ? えっ?」とオロオロしているうちに
母が武器を手に戻ってきた。
丸めた新聞紙2本。
その片方を兄嫁に渡し、母が兄嫁をポコッと叩く。
父に檄を飛ばされて兄嫁も母をぺしょっと叩く。
そして趣旨を理解したらしい兄嫁と
ちょっと嬉しそうな母は振っただけで
2つ折れになるへちょい新聞紙の棒で
ペコポコペコポコ叩きあう。
しばらくしてまた父が手を叩き、
「時間切れ! どっちが多く殴った?」
「あっ数えるの忘れた!」
「数えとかないかんかったん!? 先に言ってやー!」
で私が吹き出してしまい、
初の殴り合いは終了した。
ちなみに揉めた原因の家賃やらなんやらは
兄嫁→払います! 世話になっとるで払わせてや!
母→受け取らん! 世話なんかついでや!
薄給なんやから二人の貯蓄に回し!
という傍目にはアホっぽい事だった。
母は「あんたらが小さい頃はよくこうして夫婦喧嘩したわー」と笑い、
兄はボソッと「どうりで既視感あると思った」と呟いていた。
兄嫁はというと、後で
「お義母さん殴れる訳ないやん、お義父さん鬼かと思ったわ…
新聞紙出てこなかったら土下座して謝るとこやった」と
こっそり打ち明けてきた。
今は兄夫婦は新居をかまえ、
私は遠方で就職したので実家は両親の二人暮らし。
時々母が「新聞喧嘩ができなくて寂しい」と電話をよこす。
>>687
いい話だなー
>>687
何その良好な嫁姑関係w
>>687
夕日をバックに
「やるな」
「お前もな!」
とボコボコの顔でガシッと手を取り合う二人の顔が浮かんだ
>>687
いい話や…
私だったら新聞紙の中に鉄パイプ仕込むかな?
>>687
修羅場な筈なのにほのぼの系かW
>>692
なるほど、
それでは相手も金属バット仕込むんですね
わかります
って怖いよW
引用元: 今までにあった修羅場を語れ【その23】