d3e038d2182d4a31b3088fa2571612df_s

16: 修羅場家の日常 2016/09/22(木)23:20:37 ID:avQ

オカルトの話が交じるのだけど、
当時私は結婚を考えている男性とお付き合いしてた

彼氏とデートに出かけるとき、駅でふと見知った顔を見かけた
その人は中学の頃にクラスメイトだった人で、特に仲良くなかった
仲が悪かったわけじゃないんだけど、
相手が自立しきった一人でいても平気なタイプで、
特に仲良くなる機会もなく一年過ぎた感じの人
その人が私達のことをじーっと見つめてたので、
もしかして私に気づいたのかな?と思って声をかけた




「久しぶり!」
彼女は一瞬え?っと言う顔をした後、
話を合わせようと「久しぶりです」と返してきた
明らかに私と気づいてない様子だったので、
「中二の頃クラスメイトだった森だよ。
あから顔をよく男子にダルマってあだ名でからかわれてた」
彼女はそこで私を思い出したようだった
「ユキエさん?」
「そう!」

私は流れで彼氏を紹介したんだけど、
彼女は見開いた目でジーッと彼氏の少し斜め後ろを見ていた
電車が来るまで時間があるから彼氏に待っててもらって
彼女と結婚考えてるんだーとか話してたんだけど、
彼女は別れ際にはっきりと言った

「今日不思議な夢を見てここに来たんだ、来る用事なかったのに」

何の話かわからなくて曖昧に首をかしげてると
「これは私とあなたの縁だから言っておく
あの彼氏の後方、少し離れたところに水子がいる
まだ形もなしてない陰だけど、2人
あなたには見えないからそれはあなたの縁じゃない」

何も言えない私に彼女は何かに気づいたように
「あ、その水子って言うのはね」と説明しようとして止めた
「水子は知ってる、うん、知ってる、でもちょっと頭ついてこない」
「あ、うん、私も私の妄想かもしれないと思ってる」
ふいに沈黙が流れて、電車の来訪を知らせる音楽が鳴った

彼女は「全部、あなたの縁じゃないよ」と
もう一度言って挨拶もなしに去っていった
私は頭の中で昔のことを思い出してた

彼女は同じクラスの時、
相手に何かを伝えようとするときに
「あ、」と一言発してから話し始める癖があった
彼女なりに一生懸命話そうとしてる時の癖

それが引っかかって、
二ヶ月後プロポーズしてきた彼氏と別れることとなった
彼氏に罵倒しまくられてデート代返せと追いかけられたんだけど、
警察に頼って最短で引っ越した

こんなことがあったからと彼氏と共通の友人に根回ししていたら、
1人がとんでもないことを教えてくれた

彼氏が私にプロポーズする前、
遊びで一夜をともにした相手が双子を妊娠し、
彼氏が「俺の子じゃない」といったことを聞いた
その話を聞いた時、
全身がザワっと鳥肌たって血の気がザーッと引いたのを感じた

「妊娠させたのっていつ頃?」と聞いたけど、
具体的な日は解らないけど、○月の中頃と、
私がクラスメイトと再開した丁度ジャストの日程だった

彼女が言いたかったのは、
彼氏には赤子がいるのに私の縁じゃない
つまり、彼氏は浮気して
私を裏切っているということだったんだと気づいた

あなたの縁じゃない、というのも、
元彼は私と縁が繋がっていないから、
私の結婚相手じゃない、縁が繋がっていないから、
逃げようと思えば今なら逃げられるという意味もあったんだと

彼女となんの縁で再会できたのか解らないけど、
あのとき彼女と縁が繋がって良かったと心から思う

一本の危険な綱渡りをしてたと気づいてほんとうに怖かった


17: 修羅場家の日常 2016/09/23(金)01:12:23 ID:u75

>>16
元クラスメイトGJ!


引用元: 今までにあった修羅場を語れ【その19】